「暮らし方」の記事一覧(15件)
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/02/23 09:00
近年、日本国内でも多くの大規模な地震や台風などの自然災害が頻発し、
住宅の購入や引っ越しを検討する際に、防災対策を重視する傾向が高まっています。
防災の基本は、災害に対して強固な不動産に住むことです。
この記事では、地震、火災、水害といったリスクを最小限に抑えるための
不動産の特徴に焦点を当てています。
これが不動産選びの際の有益な情報となれば幸いです。
■地震
▶日本では大規模な地震が発生するたびに、不動産の耐震基準が見直されてきました。
■新耐震基準、2000年基準で建築された不動産なのか?
日本では大規模な地震が発生するたびに、経験から得られる課題を考慮し、
不動産の耐震基準が見直されてきました。
これまでの耐震基準は、1981年5月までが「旧耐震基準」、
1981年6月1日以降が「新耐震基準」であり、2000年には
建築基準法における耐震性に関する重要な変更が行われ、
「2000年基準」として分類されています。
新耐震基準では、不動産は「震度6強から7の地震で倒壊や崩壊しない」
構造基準が定められています。
さらに、2000年基準では「地盤に応じた基礎の設計」「接合部に金具を取り付け」
「偏りのない耐力壁の配置」など、新耐震基準から更に強化されたバランスの取れた
住宅造りが義務付けられました。
旧耐震の建物は阪神淡路大震災時よりも経年劣化が進んでおり、
住宅を検討する場合は新耐震か2000年基準か、
また旧耐震の場合は耐震補強などが実施されているかを確認することが重要です。
■地盤が強いか?
■火災
▶被害を防ぎやすい、最小限に抑えられる火災に強い不動産の特徴を見ていきましょう。
ご紹介した方法を参考に、無駄なく効率的に荷ほどき作業に取り掛かりましょう。
■防火の観点から不動産の構造に注目
【木造】
…木造は木の温かみ、日本建築ならではの施工など魅力も多いのですが、対火・耐熱の観点からは決して強いとは言えません。
【鉄骨造】
…鉄骨は熱によって変形しやすいのが特徴ですが、
耐火被覆がされていれば強度を上げることも可能です。
マンションの場合は、建物全体の規模が大きい上に
耐火性能を高くするように法令で定められています。
また近年の分厚いコンクリート構造のマンションなど、
耐火性能を高めた物件も増えています。
■防犯・セキュリティ対策も重要
火災の原因は日常の失火だけでなく、「放火」という危険性も考慮され、
火災対策には防犯・セキュリティ対策が不可欠です。
放火に備えるためには、
「家の周りには燃えやすいものを置かない」
「暗がりを作らない」
「物置や車庫にはしっかりと鍵をかける」
などの対策を徹底することが重要です。
また、放火犯を抑制する手段として、センサーライトの設置なども効果的な対策となります。
■水害
▶住まいの水害対策に焦点を当てて考えてみましょう。
台風による河川の氾濫や地震による津波の被害が最近でも記憶に新しい中、
私たちが住む日本は台風や降水量が多く、
水害とは常に向き合っていかなければならない現実があります。
■地域選択が大切
水害を回避するための有効な手段の一つは、水害のリスクが少ない
住居エリアを検討することです。
国土交通省のウェブサイトや市町村で入手できるハザードマップを通じて、
地域ごとの水害リスクを把握できます。
「水害に強いエリア」をハザードマップで見つけるためには、
まず「浸水予想区域図」を確認することが効果的です。
地図上で黄色や緑などで示されたエリアは浸水のリスクが比較的低く、
青や濃い青で表示されている箇所は
「河川に近い」
「地盤が弱い」
「過去に沼地や水辺だった」
など、浸水リスクが高いエリアと判別できます。
■半地下マンションはリスクが高い
「半地下」のマンションは都心でよく見られ、地面よりも1階の床面が低いため、
浸水リスクが高まります。
その対照的な例として、1階部分が駐車場となっているタイプのマンションは
水害リスクが比較的低いです。
駐車場部分が浸水しても、設計によって水はけが考慮されているため、
人や住居部分への被害を最小限に食い止めることができます。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/02/16 09:00
災害への備えとして食料を備蓄する人が増加していますが、
果たしてそれが「災害時専用の食べ物」でないか注意が必要です。
未経験の食べ物や味に慣れておらず、結局口に合わずに賞味期限が切れてしまうこともあります。
これではもったいないだけでなく、災害時には活用できません。
今回は災害時の食事実態や、通常の備蓄品を工夫して災害時に利用できるものを紹介します。
■災害時のために、用意しておきたい非常食
▶「非常食」とは、災害時に食料の確保が難しくなった際に備えるための食料のことを指します。
■備蓄職を準備する時のポイント
▶賞味期限が切れていないか確認の他にも、考慮すべきポイントがいくつかあります。
各家庭ごとに必要な食料は異なります。
例えば、「乾パン」は備蓄食の代表格ですが、災害時に水の制限がある状況で、
パサパサの乾パンを食べるとどうでしょうか。
喉が渇いてしまい、特に子どもにとっては硬いパンは食べにくいかもしれません。
初めは親に言われて食べても、「パンが硬すぎる」と反発される可能性もあります。
それに、普段から乾パンを摂取していないことも考慮すべきです。
被災して気分が沈んでいる時に、ますます食べ物で不快な思いをしたくないものです。
子どもや若者には、缶詰に入った柔らかめのパンなどが食べやすいかもしれません。
家族の好みや年代を考慮することも重要なポイントです。
被災時に家族全員が食べやすいものを備蓄するよう確認しておくと良いでしょう。
■普段から使うことを考えて買う
▶「備蓄をわざわざするのは難しい」と感じる方は、現在の買い物の頻度を変えてみてください。
通常2、3日おきに買い物に行っているのであれば、
そのうちの1回を4、5日に広げてみましょう。
買い物の頻度を減らすことで、通常の献立が難しくなります。
食材が少なくなると、備蓄している
・真空パックのおかゆ
・ごはん
・パスタ
・缶詰のパン
・魚
・果物
などを試してみることができます。
また、備蓄庫を目に見える場所に用意してみると、備蓄の量が一目で確認できます。
「いっぱいある」「減った」といった状態を視覚的に確認することができます。
備蓄食を普段から見える場所に置くことで、賞味期限の管理や家族の好みを把握しやすくなり、
「ただ備蓄しただけ」にならずに済みます。
備蓄食を災害時だけでなく、普段から有効に活用できるように心掛けましょう。
■非常食って何日分備蓄するべき?
▶どのライフラインの復旧には5日かかると言われています。
災害が大きな規模になり、さらにコロナ禍の状況も重なる中、
・電気
・ガス
・水道
・通信
・交通
などのライフラインの復旧には5日かかると言われています。
このような状況を考慮し、非常食は最低でも7日分、できれば14日分備蓄しておくことで、
余裕を持って生活できるでしょう。
非常食は平均的には2~5年持つものが多いですが、
賞味期限を確認しながら準備をすることが大切です。
また、定期的に非常食を食べて新しいものに入れ替えるよう心がけましょう。
私は基本的には災害用に発売されている備蓄食を多く置いていません。
代わりに、普段よく食べている
・米
・パスタ
・ラーメン
・缶詰
・パスタのレトルトソース
・小麦粉
・ホットケーキミックス
などを非常食として活用しています。
無理なく普段の生活に組み込みながら、「普段から食べる→買い足す」
というサイクルを繰り返すことで、備蓄を行っています。
■備蓄食料を特別視しない
備蓄食を月に1度見直し、賞味期限が近ければその日の食事として消費する。
これによって食品廃棄を抑えつつ、味に慣れておくことができます。
台風が接近する前に、カップラーメンやおにぎりなどを買い揃える人が多い中、
普段から食べ慣れたものを選ぶことが重要です。
未経験の食品を災害時の備蓄として用意すると、
結局は無駄な買い物につながる可能性があります。
日常の食事と変わらないものを備蓄食として活用することは、普段からの練習が重要です。
防災のための食事を工夫することで、生活の質が向上し、
アレンジ力が向上して節約にも繋がります。
何もない状況から手をかけることは素晴らしい経験です。
あるものだけで手軽にご飯を作ることも時折試してみると良いでしょう。
何事も普段からの準備が大切で、わざわざ用意するよりも普段の食事に近いものを
災害時にも摂る方が健康面でも良いでしょう。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/02/09 09:00
もし地震が発生した場合、最初に何をしますか?
頭を守る? 火を消す? ドアを開ける?
事前に想定していても、実際にはスマートフォンをじっと見ていないでしょうか?
地震だけでなく、他の災害が発生した場合も、身の安全だけでなく災害に関する
情報収集が不可欠です。デマやフェイク、または以前の災害情報を誤解している
可能性もあります。突然発生する災害に対処するための情報収集のポイントをご紹介します。
■まずはラジオを聞くのと、自分の目で観察すること
地震が起きたら、まず最初にスマホを見る。そんな方が非常に多いと思います。
そしてそのままスマホに張り付いてずっと動かない。
「震度6、津波の心配なし」。こんな情報に勝手に安心していないですか?
もし第2波がやってきた時、あなたは対応できるでしょうか?
そして次々と入ってくる情報をきちんと整理して分析ができると思いますか?
今や情報はあらゆる方向から発信されます。それが今のものなのか、
過去のものなのかもよく注意して見ないと判断できません。
スマホを見る前にしてほしいのは、自分の今の状況の把握です。
・家の中の被災状況、そして
・ライフラインの確認。次に
・玄関のドアは開くのか?
さらに家の外の状況も確認が必要です。そして家の中の確認をすると同時に、
ラジオをつけること。ラジオがよいのは
・スマホの文字の情報よりも理解しやすい。
停電とは関係なく、随時情報が更新される。そして
・スマホのバッテリーを減らさない利点もあります。
■災害時のネットの活用にはコツが必要
▶手災害発生時における情報収集において、ネットは極めて重要な役割を果たします。
■ハザードマップのチェック
▶災害に備える際には、ハザードマップの確認が大切です。
災害が発生する前に、「防災の基本」であるハザードマップを確認することが重要です。
自分の居場所が
・水害のリスクが高いエリアであるか、
または地震が起きた場合に
・地盤に不安があるエリアでないかをチェック。
事前に避難所の位置を知っておくことで、万が一のリスクを軽減できます。
ただし、避難所は災害に対してオールマイティではありません。
地震、水害、火災などによって異なるため、最適な避難所を見極めるためにも確認が必要です。
また、
・避難所への経路には倒壊の危険
・電信柱やブロック塀の有無
・緊急避難道路(自治体・警察、消防・自衛隊・医療等の車両が優先され通行が禁止される道路)
なども把握しておくと良いでしょう。
そのためには実際に避難所まで歩いてみることが重要です。
可能であれば、防災リュックを背負って歩くことをおすすめします。
階段や坂道、危険ポイントを確認すると同時に、自分の体力も把握できます。
どれほどの重さのリュックを持てるかや、どの経路で逃げるかを決めることが不可欠です。
■地図アプリや防災アプリをダウンロードしておこう
■速報はX(Twitter)が一番
Twitterは、テレビやラジオなどでは把握しきれない
「現地の実際の災害状況」を知る手段となります。
内閣府や自治体、消防庁からは必要な情報が提供されますし、
信頼できるアカウントも存在します。
名前や顔出し、職業が明記されているアカウントは特に信頼できるでしょう。
日常的にフォローし、その人がどのような情報を提供しているかを確認しておくと良いでしょう。
不確かな情報はシェアせず、情報共有の際は日時を明確に記載しましょう。
災害発生時以外にも、ハッシュタグを活用してピンポイントで情報収集が可能です。
たとえば、#令和6年能登半島地震で検索すれば、
そのハッシュタグがついた記事が一覧で表示されます。
自分の居住地や予想される災害に関連するワードを使って検索すれば、
事前に「実際に経験した人の声」を把握することができます。
災害が発生した場合、私も積極的にTwitterで情報を発信しています。
災害がない時にも、慣れておくためにTwitterを活用してみてください。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/02/02 09:00
住居が十分な耐震性があっても、それだけで地震に対す心配が無くなったとは言えません。
家具や電化製品、調理器具などに気を付けることで、
地震が襲った際の被害の程度は大きく変わるでしょう。
重量がある家具が崩れ、通路をふさぐことで避難が難しくなるケースも考えられます。
もしも地震が発生した場合、最優先で考えるべきは自分や家族の安全です。
そのためには、日常の生活空間にある家具が引き起こす潜在的な危険を理解しておくことが必要です。
そして、具体的な対策をあらかじめ検討しておくことが不可欠です。
■やっておきたい地震対策
▶まずは、ポイントを絞ってご紹介します。
■ポイント
【家具を固定する】
家具が転倒したりガラスが割れたりすることで、多くの人々が大きな怪我を負った
という報告が相次いでいます。
特に、タンスや本棚、食器棚などの重たい家具は、転倒防止のためにしっかりと
金具で固定することが不可欠です。
この際、壁にネジで固定する場所を見つけることが大事です。
もしも釘が打てない場合は、天井と家具の上板との間につっぱり棒を取り付けたり、
転倒防止マットを敷いたりして、転倒までの時間をできるだけ延ばすよう心掛けましょう。
【電化製品の固定】
…電気製品も重量のあるものは穴あき金具などを用いて、
台の上にしっかりと固定することが重要です。
台そのものも固定しておくことで、さらなる安全性が確保されます。
【棚や戸棚の扉】
…棚や戸棚の扉が開かないようにするためには、
高い場所の棚には重い物をできるだけ載せないよう心掛けると
良いです。観音開きの食器棚などでは、
扉に引っかけ金具を取り付けることで、中の物が飛び出すことを防ぐことができます。
【ピアノの固定】
…重いピアノもキャスターが付いているため、
地震発生時には思わぬ場所へ移動してしまう場合が多いようです。
キャスターをしっかり固定すると共に、できればピアノ本体も、
壁に固定しておくと良いでしょう。
【ガラスには飛散防止フィルムを】
…ガラスには飛散防止フィルムを貼ることで、割れて床に散らばることを防ぎます。
【テレビ】
…テレビは枕元や就寝場所の近くに置かず、大地震の際に飛び跳ねる
可能性があるため、安全な配置を心がけることが重要です。
■避難前の準備
▶災害時に安全な避難ができるように、心掛けと具体的な避難の際の留意点を押さえておきましょう。
■ポイント
【二次災害の防止】
…地震による火災や爆発などの二次災害を防ぐため、家を避難する際はガスの元栓を閉め、分電盤のブレーカーを切るようにしましょう。
特に電熱器具はパニックになって電源を切り忘れる可能性があるため、
注意が必要です。停電時には電源を入れたまま避難せず、
送電が再開した際に火災のリスクがあることにも留意しましょう。
【避難経路の確保】
…地震で家具などが転倒し、避難経路が塞がれることがあります。
大型の家具や家電の配置を見直し、転倒や移動してもドアが使えるように工夫しましょう。
廊下や角はスペースが狭いため、物が散らばると通りづらくなります。
大きな収納棚は避け、適切な配置を心がけましょう。
★【おすすめ防災グッズ】
…災害救援ボランティアからの経験則によれば、
最初の3日間を生き延びるために必要な防災グッズがあります。
- ・懐中電灯
- ・予備電池
- ・携帯ラジオ
- ・カセットコンロ
- ・非常食
- ・飲料水(ペットボトル)
- ・薬
- ・使い捨てカイロ
- ・トイレットペーパーやティッシュペーパー
- ・ポリエチレン袋(最低45リットル以上)
- ・食品包装用ラップ
- ・ウェットティッシュ
- ・手袋・軍手
- ・紙コップ
- ・アルミ箔(食品を温める)
- ・紙皿
- ・多機能ナイフ
- ・布製粘着テープと油性ペン
- ・ウエストポーチ(貴重品携帯用)
- ・公衆電話用小銭
また、家族の状況に応じて必要な物を追加することも忘れずに。
(子供や老人用のオムツ、生理用品、家族の持病に合わせた常備薬品など)
★【非常食】
…非常食は災害時だけでなく、一人暮らしの方の急病の際にも役立ちます。
最低でも3日分を用意しておきましょう。
- ・飲料水(9リットル)
- ・缶詰
- ・フリーズドライ食品
- ・真空パックのご飯
- ・缶入り乾パン
- ・チョコレートなど高カロリーのお菓子
- ・乾麺
- ・粉末コーヒー
■自分の身は自分で守ろう
▶地震から身を守るための基本的な知識をご案内します。
予測不能な地震が発生すると、私たちはしばしばパニックに陥ります。
急発的な地震から身を守り、素早く安全な場所に避難するには、
どのような対策が考えられるでしょうか。
■ポイント
【地震が発生してから15分以内】
…地震が発生してから15分以内には1995年の阪神・淡路大震災での死亡者のうち、9割以上が発生から15分以内に発生していました。
死傷者の大半は建物の倒壊や家具の転倒によるものでした。
この結果から考えると、地震による死傷の多くは発生と同時に生じていると言えます。
普段から住宅の耐震化を行い、家具を固定することが肝要です。
そして、地震が発生した場合は机の下に潜り込むなどして身を守るように心掛けましょう。
【まずは自分自身から】
…最初に自分の身を守ることが重要です。在宅中に地震が発生しても、すぐに外に飛び出すのは危険です。
飛び散った瓦やガラスでケガをする可能性があります。
まずは頑丈な机の下などに潜り込んで身を守ります。
地震が収束した後には、ドアや窓を開けて脱出経路を確保し、
ガスなどの火元の処理を行います。
家の中では、割れたガラスを直接踏まないようにスリッパを履き、
家族同士で声をかけ合うことも重要です。
■まとめ
まず身の回りの家具による被害を想定しておきましょう。
そして、それらに対してどのような対策ができるかを確認しておくことが大切です。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/01/26 09:00
旧居の荷物を全て新居へ運び込んだら、次は荷ほどきの作業が始まります。
新居で快適に生活するために、効率良く荷ほどきを進めて、早めに片付けを済ませましょう。
このとき、荷ほどきの手順を誤ると、必要な物を紛失したり、
片付けが中途半端になったりするおそれがあります。
今回は、そんな引っ越しの荷ほどきの失敗を防ぐために、
効率的に作業を進める方法をご紹介します。お伝えした情報を、
ぜひ今後に控える引っ越しでお役立てください。
■引っ越し後の荷ほどきの手順
▶まずは、引っ越しの荷ほどきの手順をご紹介します。
スムーズに片付けを済ませるには、順番通りに一気に進めるのがポイントです。
早めに新生活ができる状態に整えましょう。
■ポイント
【家具を配置する】
このとき、作業員に新居のレイアウトを共有しておくと、
搬入の時点で該当場所に配置してもらえる場合があります。
自分で家具を再配置するときは、先にタンスや収納棚などを優先して移動させましょう。
収納スペースの準備が整えば、その後に食器・調理器具・衣服など
中にしまう小物の整理ができるようになります。
【荷物を収納する部屋に振り分ける】
…ダンボールに入った荷物を使用場所ごとに運び入れます。
搬入時に作業員に指示をして、ある程度仕分けしておくと、
その後の荷ほどきの作業がスムーズに進みやすくなります。
ダンボールの側面には搬入する部屋や内容物の名前を書き込み、
当日の作業中に迷わないよう用意しておきましょう。
【引っ越し当日に必要なものから荷ほどきする】
…準備が整ったら、新居での生活でただちに使う物から優先して荷ほどきを始めます。
たとえば、布団・カーテン・洗面用具・衣服などの品物は、先に荷ほどきを行いましょう。
反対に、直近で使用する予定がない物は後回しにしても構いません。
このとき、荷造りの時点で当日に使用する物を同じダンボールにまとめておくと、
効率良く荷ほどきがしやすくなります。
ダンボールは開封する順番を決めておきましょう。
■引っ越し後の荷ほどきを効率よく進めるコツ
▶手間取りやすい引っ越しの荷ほどきの、効率良く進めるコツをお伝えします。
ご紹介した方法を参考に、無駄なく効率的に荷ほどき作業に取り掛かりましょう。
■ポイント
【ダンボールは1箱づつ開封する】
…荷ほどきをするときは、ダンボールを1箱ずつ開封していきましょう。一度に複数のダンボールを開けてしまうと、片付けが中途半端になりやすいためです。
空になったダンボールは、その都度畳んで片付けます。
これなら部屋が散らかりにくく、開封したダンボールをそのまま
放置する心配もありません。
【引っ越し日に終わらせようとしない】
…引っ越し当日に全ての荷ほどきを完了させるのは難しいといえます。
当日は、荷ほどきのほかにもライフラインやインターネットの開始手続きなど、
やることが多いためです。
緊急性の低い作業はできるだけ後日に回し、優先順位をつけて効率良く
作業をしましょう。なお、しばらく経っても開封されていないダンボールは、
不用品として処分を検討することもできます。
引っ越しを機に整理整頓をしてはいかがでしょうか。
■引っ越しの荷ほどきでよくある失敗例
▶事前によくある失敗例を把握し、トラブルを防ぎましょう。
引っ越しの荷ほどきでは、想定外に時間がかかったり、物を紛失したりと、
失敗により大変な思いをすることがあります。
■ポイント
【必要な物が探し出せない】
…荷造りをするとき、ジャンル分けをせずに梱包してしまうと、開梱するとき何をどのダンボールに入れたのかわからなくなることがあります。
この状態で手当り次第にダンボールを開封してしまうと、必要な物が探し出せずに
新生活が不便になることも。ダンボールの中身はある程度仕分けをしたうえで
梱包するとともに、側面には分類した中身の概要を記載しておきましょう。
【誤った場所に収納してしまう】
…家族や友人に引っ越しの手伝いを依頼する場合に、物を想定とは異なる位置に収納してしまうことがあります。
作業に慣れた引っ越し業者とは異なり、手伝いの方は引っ越しの段取りを
知らないかもしれません。部屋ごとに何をどこに置くか具体的に説明し、
正しい収納場所を伝えておきましょう。
後で収納場所を変えるような二度手間にならないようにご注意ください。
■まとめ
荷ほどきをするときは、まず大型の家具や家電を配置し、
収納スペースの準備を整え、新生活に必要な物から順番に着手しましょう。
効率良く進めるには、荷造りの時点で引っ越し当日に必要な物をまとめて梱包したり、
搬入場所や内容物の名前をダンボールに記載したりする工夫が必要です。
あらかじめ用意しておきましょう。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/01/19 09:00
引っ越しの前後ではライフラインの手続きだけでなく、転出・転入届の提出、
運転免許証や車庫証明の住所変更など非常に多くの手続きが必要です。
手続き方法も、役所や警察署で提出する場合もあれば、
電話やインターネットで申請するものなど、種類によって異なります。
手続きの期限が定められているものもあるため、早めに準備を進めましょう。
■空まとめて確認!引っ越しの手続き&タイミング一覧表
▶引っ越し手続きとそれぞれの手続きタイミングを、以下の一覧表にまとめました。
▼引っ越し先の決定後すぐ
▼日程が決定後すぐ
・賃貸なら解約手続き、退去費用の準備
・旧居駐車場の解約手続きと新居の駐車場の契約手続き
・インターネット・固定電話・衛星テレビ等の住所変更手続き
- ・ウォーターサーバーなど定期宅配サービスの住所変更手続き
- ・【母子・父子家庭で必要な場合】母子父子寡婦福祉資金貸付金制度の申請
▼1カ月前~1週間前
▽役所関係
・転出届の手続き
- ・国民健康保険の住所変更または資格喪失手続き
- ・印鑑登録の廃止手続き
- ・児童手当の住所変更または受給事由消滅届の手続き
- ・介護保険被保険者の住所変更または返納手続き
- ・子どもの転園・転校に関する手続き
- ▽ライフライン
- ・電気・ガス・水道の停止と開始の手続き
- ▽住所変更
- ・勤務先への住所変更の届出
- ・郵便局の転送手続き
- ・NHKの住所変更手続き
- ・新聞の配達先の住所変更手続き
- ・保険(生命・火災・地震等)の住所変更
- ・クレジットカードや金融機関の住所変更
- ・通信販売(Amazon、生協など)の住所変更
- ▽不要物処理
- ・不用品・粗大ごみの処分手続き
▼引っ越し当日
- 【旧居】ガスの閉栓
- 【旧居】旧居の明け渡し
- 【新居】電気・ガス・水道の開通・開栓
- 【新居】引っ越し料金の支払(精算)
▼引っ越し後2週間以内
- ・転居届または転入届の提出
- ・マイナンバーの住所変更
- ・印鑑の登録手続き
- ・国民健康保険の加入手続き
- ・国民年金の住所変更
- ・児童手当の認定申請
- ・福祉手当、医療制度の住所変更
- ・運転免許証の記載事項変更
- ・車庫証明(自動車保管場所証明書)
- ・車検証の住所変更
- ・自動車の登録変更
▼引っ越し後なるべく早め
- ・50~125ccバイク(原付)の住所変更
- ・転入先の学校や幼稚園、保育園での手続き
- ・ペット(犬・特定指定動物)の登録変更手続き
- ・旧居敷金の精算
- ・パスポートの住所変更(本籍地を変更した場合)
■まとめ
余裕を持って済ませるようにしましょう。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/01/12 09:00
引っ越し当日までに取り組む荷造り。作業量が膨大で一体どこから着手するべきなのか、
すでにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そんな荷造りには、効率よく進めるための段取りがあるのです。
今回は、引っ越しの荷造りにまつわる基礎知識をお伝えします。
荷造りのコツや、注意点も合わせてご紹介。
作業を進行しながら引っ越し前後も快適な日常生活を送るために、
これからご紹介する情報をお役立てください。
■引っ越しの荷造りに必要な準備
▶最初に、引っ越しの荷造りに必要な準備についてお伝えします。
まずは荷造りに必要な道具や梱包資材を揃えて、作業に取りかかれる状態を目指しましょう。
準備に関しては、引っ越しの荷造りを開始するまでに準備しておくのが理想です。
■引っ越しの荷造り必要な道具
❶軍手…荷物の梱包や、ダンボールを移動させる際に必要です。
❷工具…家具の解体や組み立ての為のドライバー、荷造りと荷ほどきに必要な
カッターナイフは作業中によく使うので分かりやすい場所に置いておくといいでしょう。
❸クラフトテープ、布テープ…ダンボールの封、荷物を固定したりとさまざまな場面で必要となる道具です。
❹油性マーカー…ダンボールの表面にメモを記載するために油性マーカーを使います。
❺ハサミ…本・雑誌や、段ボールにくくる紐の切断、荷物の解体など広く使えます。
❻ビニール紐…雑誌・本など梱包したり、細長いものをまとめて束ねたりする際に使います。
❼掃除道具…荷造りにあたり、ゴミ袋、雑巾、ウェットティッシュなどの掃除用具も準備しましょう。
■引っ越しの荷造り必要な梱包資材
❶ダンボール…荷物を安全に収納するために必須な梱包資材です。自宅の荷物量を考慮して、
あらかじめ適切な個数の箱をご用意ください。
業者のサービス内容によっては、無料でダンボールが提供される場合もあります。
❷新聞紙…不要な新聞紙は割れ物を包んだり、丸めて緩衝材として詰めたりできます。
❸ビニール袋…液体の入った容器を梱包するときや、小物類をまとめて梱包するとき、ビニール袋を使います。
■引っ越しの荷造りえを進める順番と時期
▶引っ越しの荷造りを進める手順をご紹介します。
荷造りを進める大まかな順番と作業を始める時期の目安は以下の通りです。
【引っ越しの1カ月~3週間くらい】
❶家の中をグループ分け する。
❷不要な物を処分する。
【引っ越しの2~3週間前、1~2週間前くらい】
❸使用頻度の低い物から梱包を始める
❹冷蔵庫を整理する
【引っ越しの5日前~前日くらい】
❺家具や家電の引っ越し準備、引っ越し当日まで使用する物を詰める
■作業を始める時期は、荷物の量や引っ越しする人数などにより異なります。
2人以上や家族で引っ越しする場合は、余裕を持って
1カ月前頃から準備を始めるとよいでしょう。
1人暮らしや荷物が少ない場合などでも、余裕をもって
2~3週間前くらいから準備を開始しましょう。
■引っ越しの荷造りを効率よく進めるコツと注意点
旧居での荷造りは、新居での荷解き作業の段取りを考慮できると理想です。
荷解きの完了までをイメージし、日常生活での導線を確保しましょう。
■新居をイメージしながら荷造りする
■玄関から遠い部屋の荷造りから始める
■引っ越しの後、すぐに使うものはまとめて梱包する
引っ越しの荷造りをするときは、どんなポイントに注意すればよいのでしょうか。
引っ越しの予定が決まったら早めに旧居の片付けや荷造りを行い、
当日までに必要な準備を済ませましょう。
■貴重品を梱包しない
■家電の水抜きをする
■粗大ごみは早めに処分する
■まとめ
今回は引っ越しの荷造りの基礎知識をご紹介しました。
引っ越しの荷造りは、旧居と新居での日常生活をイメージしながら、
計画した段取りにしたがって進めましょう。
引っ越し業者への的確な指示出しができるよう、
ダンボールの中身を油性マーカーで記載したり、家の間取り図を用意したり、
事前に準備をしておくと安心です。ご紹介した情報を今後の引っ越しにお役立てください。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2023/05/05 00:00
コロナ禍が落ち着いてきた昨今、色々な所に出かけたい!と思われる方も多いですよね。
それでも、普段はなるべく家にいて、病気のリスクを減らしたいと思われている方もすくなくないと思います。
そんな時大事にしたいのは、住環境。
自分に合った住まいで、居心地のいい環境は、健やかに暮らすには大事にしたいものです。
そんな住環境に大切にできる人は、繁忙期が落ち着いている5月、部屋探し&引っ越しをするには今がおすすめですよ!
■5月に部屋探しをするメリット・デメリット
部屋探しや引っ越しをする人が特に多いのは1月〜3月。
賃貸物件の“繁忙期”と言われています。4月から少し落ち着いてきて、
5月には部屋探し&引っ越しする人が少なくなります。
つまり、ライバルが減って焦らずじっくり部屋探しができるのです。
部屋を吟味したい人にはオススメの時期です!
■5月に部屋探しするメリット
・家賃交渉など相談がしやすい/繁忙期を過ぎると入居希望者が減少するので、
大家さんが柔軟に対応してくれることが多い
・入居時の特典をつけてもらいやすい/1カ月のフリーレントや、
入居時に特典を付けるなど、入居してもらうためにサービスを充実させる大家さんが増える
・ライバルが少ないため焦らずに部屋を内見し、決めることができる
・暑くもなく寒くもないので内見しやすい気候
・掘り出し物件がある/人気物件は、繁忙期中に空室がでてもすぐに埋まってしまう。
そういう物件でも、繁忙期を過ぎてから退去者が出て空室が出ることも。
■5月に部屋探しするデメリット
・寒い、暑いときの部屋の状態がよく分からない
・引っ越しによる退去(空室)が増える1月〜3月に比べると、物件数は少なくなる
・新築物件が少ない/繁忙期に合わせて物件を建設している大家さんもいる。
それくらい新築物件は人気が高いので、5月にはなくなっている可能性が高い
■5月に引っ越すメリット・デメリット
■5月に引っ越すメリット
・引っ越し業者さんも落ち着くタイミングのため、引っ越し日の調整がしやすい
・気候が安定していて引っ越し作業がしやすい
・繁忙期が過ぎているので引っ越し費用の交渉がしやすい。
■5月に引っ越すデメリット
・ゴールデンウィーク中は、引っ越しする人が集中する/この期間は希望のスケジュールで
引っ越しができなかったり、繁忙期同様に値段が高くなりやすい
・ゴールデンウィークの渋滞に巻き込まれて、引っ越し作業が遅れる可能性がある
■正確な引っ越し先情報を、スピーディーに知ろう
1月〜 4月は特にお部屋の入居・退去の動きが激しいです。
この時期は、不動産会社と大家さんの連絡にタイムラグが発生してしまいがち……。
すると、お部屋探しのポータルサイトには、すでに成約しているのに掲載されたままになっているお部屋や、お部屋は退去しているのに空室情報が公開されていないという状況が生まれます。
入居者にとっては、貴重な掘り出し物件を見逃してしまうのでとてももったいないですよね。
そこで!
スピーディーに正確な情報を知って、掘り出し物件を見つけるのに不動産情報系サイト・不動産会社で情報収集する事をおススメします。
■まとめ
いかがでしたか。「余り物には福がある」というように、
繁忙期をずらして部屋を探すことで素敵な掘り出し物件が見つかるかもしれませんよ!
ぜひ自分に合う住環境をで探してみてくださいね。
■西尾張の地元に実績がある、
おおにく土地に任せてみませんか? ■
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2023/03/31 00:00
「空き家」とは…
「空き家」というと「放置された空き家」と思いがちですが実態はそうではありません。
ここでいう「空き家」とは居住世帯がないということです。
■ご自身の「空き家」どう対応する?
「空き家」になった「空室」になった事を機に、
また、実はかなり長期間使用していない家があり、
対応を検討しなければならなくなったときに、お客様からよくご相談を頂きます。
また、暫くすると空いてしまう予定の物件をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そんな時に、売るのか?貸すのか?「空き家」のままにしておくのか?
の判断の参考にしてください。
その❶ 売却を勧めることが多いケース
1.住宅ローンの支払いがある場合
住宅ローンの支払い金額にもよりますが、売却を優先した方が良いと思います。
理由はその保有リスクにあります。今回は分譲マンションをお持ちの場合についてご説明します。
■空き家リスク
空室になって賃借人を募集した場合、一カ月以内に賃借人が見つかり入居されることは
そんなに多くはありません。
一度空室になったら概ね3カ月~6カ月くらいは募集(空室)期間を見るべきと思います。
■金利上昇、支払い金額上昇
現在は住宅ローン借入金利が低くなっています。
金利が安い場合、支払金額もまた安くなります。
まだまだ考えづらいですが、景気が上向いてきた場合、短期プライムレートが上昇します。
変動金利で住宅ローンを借りている場合は、年間二回の金利見直しがありますので
金利が変更されます。
■借り入れ能力の減少
既存の住宅ローンがある場合、返済可能金額を計算する場合に既存住宅ローンの
返済金額分を差し引いて計算します。
住宅ローンが残ったままの住宅を保有していた場合、
ほかの住宅を購入するときの住宅ローン借り入れ能力の減少要因となってしまいます。
2.室内の原状回復工事に過大な費用が必要なケース
長年使用していた室内はやはりそれなりに経年劣化が進んでいるものです。
よくあるのが住んでいるときにはまったく気にしていなかったものの、
引っ越しが終わった後、
家財道具がなくなりすっきりとした室内を見てみると、想像以上にひどい状況で、
ご自身から「よくここに住んでたな~。」というお言葉を聞くこともあります。
3.賃借人が付きづらいケース
様々な原因が想定されますが、適正賃料で募集をしたとしても賃借人が付かない、
付きづらいケースがあります。
例えば、近隣募集住戸が多い地域、駅から遠い地域、広すぎる住戸、
学生向けの広さだが近隣に学校施設が多くない場合等が挙げられます。
募集条件にもよりますが1年以上空室になるようなケースも見受けられます。
このような場合はやはりご売却を検討した方が良いと思われます。
4.所有者の方が複数の場合
相続等で物件を取得した場合、法定相続で所有者が複数人になってしまうことが良くあります。
このような場合、主に管理をする代表者の方が取りまとめをして賃料の配分を行ったり、
必要経費の徴収を行ったりしているケースがあります。
しかしながら代表者の方ばかりが煩雑でなかなかこの状態を維持し続けるのは大変なようです。
また、複数所有者の中でまた相続が発生してしまうこともあります。
できれば所有した時点で共有者の皆さんの同意でご売却をお勧めすることが多くなります。
5.所有者の方がご高齢の場合
ご高齢の方が所有者の場合、その後の賃貸期間の経過と同じく
所有者様のご年齢も高くなってまいります。
若い方が所有者で、賃貸管理等が苦にならない場合は良いのですが、
賃貸住宅の管理についてご自身でも多少の面倒を感じていらっしゃる場合、
ご売却をお勧めすることが多くなります。
その❷ 賃貸を勧めるケース
1.住宅ローン支払いがない場合
住宅ローン支払いがないので管理費と修繕積立金の2万円、固定資産税等月割り負担額1万円、
合計3万円が毎月の支払額になります。
先ほどと同じように空室期間が発生した場合でも、
月々3万円の保有コストであれば6ヶ月間の空室期間があったとしても18万円、賃料収入1.5ヵ月分で回収可能です。
2.室内原状回復費用があまりかからない場合
築後経過年数が少ない場合や、以前に大幅な改修工事等を行っている場合、室内の原状回復費用は安くて済む場合が多くなります。例えば室内の原状回復工事費用が54万円程度と軽微な場合、先ほどの計算、6カ月の空室期間と48ヵ月の入居期間を合わせた54ヵ月の平均負担額は54万円÷54ヵ月で毎月当たり1万円になります。
3.募集した場合の募集期間が短めの、需要がある地域
賃借人の募集を行った場合、空室期間が短く、すぐに借りたい方が現れる地域にある場合は、安心して賃貸にすることができます。駅近物件で、探している人が多い間取りとマッチしていれば安心です。
その❸ 空き家のままにしとくケース
現在ように以前と比べるとかなり高い価格で売却が可能な時期は、
ご売却をお勧めするケースが多くなります。
景気が悪く、売れ行きも芳しくなく、価格が安くないと売れないような場合、
賃貸経営で一時的に賃料収入を得る方法をお勧めし、
後日ご売却をご提案するケースが出てきます。
空き家になってご相談をいただいた場合、
「そのままにしておいた方が良いですよ!」と助言させていただくことはほとんどありません。
様々な状況で売却も賃貸募集もすることが不可能な場合、
そのままになってしまうという、というのが現実だと思います。
極稀に、再開発地域に「空き家」が含まれている場合があります。
再開発により資産価値が上がり、売却価格も賃料も上昇することがほぼ確実な場合、
よくよく検討が必要です。事業着工が近づいている場合、解体工事が伴いますので、
賃借人の募集等は行わず「空き家」のままをお勧めします。
但し、大規模再開発の場合は着工までの期間が長い場合が多くなります。
事業着工が10年後となってくると所有者様により判断は分かれてきます。
再開発事業の進捗状況を把握したうえでの判断が重要になります。
■まとめ
今回は「空き家」の現状と、ご自身が「空き家」や「空室」と向き合うことになった場合に
どうするべきかについてお伝えしてまいりました。
様々な統計数値から見えてきたのは「空き家」や「空室」のまま、
売却手続きをされるわけでもなく、賃貸募集されるわけでもない、
未利用状態で放置されている住宅がかなり多くありそうな現実です。
近年、都心などのマンションは値上がりする地域などがあります。
以前に査定した経験がある方は、想像していたよりも高い金額で売れるかもしれません。
何かの理由で「空き家」・「空室」にしたままにされている方は、
是非一度、査定を依頼してみてはいかがでしょうか?
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2023/03/17 09:00
一戸建てから一戸建てへの住み替えを検討している人のなかには、
せっかく手に入れた一戸建てを手放して、
新しい一戸建てを購入していいものかと迷うこともあるでしょう。
今回はそんな人に向けて、一戸建てから一戸建てに住み替えるときの注意点と対策、
物件売買の手順や買い替えの特例・控除について解説します。
不安や疑問を解消して、気持ちよく住み替えを進めていきましょう。
■一戸建てを住替える理由
まずは、住み替えの理由から見ていきましょう。
住み替え先が同じエリアか別のエリアかで、引越し理由の傾向が異なるようです。
その❶ 同じエリアへの住み替え
同じエリアに住み替えるときの主な理由は以下のとおりです。
- ・手狭になった
- ・家の老朽化
- ・隣家トラブル
同エリアで住み替える場合は、住んでいる地域に満足しているものの、
「家」に改善点があったり、「隣近所」に問題があったりするケースが見られます。
出産や子どもの成長に伴い家が手狭になり、より広い家を求めて住み替える人や、
老朽化をきっかけに新しい家に住み替える人は多いです。
隣家トラブルが原因で住み替える人も一定数います。
家自体に不満がないことが多いため、住み替えを決めるまでに時間がかかることも。
ストレスが大きい場合は、家族のためにも早めに住み替え計画を立てることをおすすめします。
その❷ 別のエリアへの住み替え
別のエリアに住み替えるときの主な理由は以下のとおりです。
- ・転勤になった、転職した
- ・教育環境を変えたかった
- ・家族の介護のため
- ・災害リスクの懸念
- ・老後の利便性
違うエリアに住み替える場合は、「家」に問題があることは少なく、
「場所」を変えることが目的になります。
転勤・転職による住み替えをはじめ、子どもの教育環境を重視し、
住み替え先を学区で選ぶケースも見られます。
また、介護や子育て環境を考えて、実家のある地域に住み替えるケースも少なくありません。
近年は異常気象に伴い、自然災害を懸念して住み替える人も増えてきている印象です。
老後を考えて便利な立地に住み替える場合は、マンションも選択肢のひとつに入るでしょう。
■住替える時の注意と対策
- 1.購入時より高くは売れない、査定額どおりには売れない
築20年経つと、建物の価値はゼロに
希望査定額で売れるとは限らない
■対策…売却査定は複数社に依頼し、相場感を身につける。
売却→購入の手順で行い、資金繰りの安全性を高める。
- 2.すぐに売却できるとは限らない
- ┗売れない間のローンで2重に利息を払う可能性
内見の為に建物や、部屋をキレイに保つ必要がある
■対策…住み替えのスケジュールをしっかり立てる。
ダブルローンを避けるため、売却→購入の手順ですすめる。
- 3.購入価格以外にかかる費用がある
- ┗売買時にも経費がかかる
- 引っ越し費用、仮住まい費用、家財の預かり費
- 4.借り入れできても返済条件は慎重に
■対策…返済期間を延ばさず借り入れる
- 5.後悔しない新居選び
隣人トラブルになる可能性
また手放すこともある
■対策…新居の条件と価格帯を決めておく
- 資産価値も意識して選ぶ
■まとめ
大きなお金が動く住み替えでは、リスクを最小限に抑えるための準備が必要です。
今回ご紹介した注意点を踏まえて進めていくとともに、
売却査定を早めに行い、資金計画の安全性を高めましょう。