カテゴリ:不動産のお得情報 / 投稿日付:2023/11/17 09:00
■相続で、家を相続する方は少なくありません。
しかし、亡くなった方の家族が、家を出ている場合、
相続した家が空き家物件になってしまうケースがあります。
空き家は、放置しておくと急速に劣化が進み、最悪の場合倒壊する恐れがある上、
所有しているだけで税金などのコストがかかります。
そのため、空き家となる物件を相続した場合には、売却したり、
賃貸にしたりと何かしらの形で活用することをおすすめします。
本記事では、空き家物件の管理方法と放置するリスクについて解説します。
■老朽化を防ぐ空き家の管理方法
▶家は適切に管理しないと劣化が進むため、管理方法が大事となります
家を放置していると、倒壊する恐れがあるだけでなく、害虫や害獣の住処となり、
近隣の住民に迷惑をかける可能性があります。
そのため、空き家にしている場合でも、しっかりと管理をする必要があるのです。
管理する方法は、主に以下の2つです。
・定期的に自分で管理をする
・業者に依頼して管理をしてもらう。
■自分で管理をするのがオススメな人
空き家の近くに住んでいて、定期的にお手入れをしに訪れることが
できるのであれば、ご自身で管理することをおすすめします。
【メリット】
- 費用がかかりません。
- 自分の目で見て確認できるので安心です。
【デメリット】
- 空き家が遠方の場合には困難です。
- 手間がかかります。
- 手不定期になる方も多いようです。
■業者に依頼するのがオススメな人
遠方に住んでいたり、定期的に空き家を訪れる時間がなかったりする方は、
業者に依頼するようにしましょう。
【メリット】
- 空き家が遠方の場合でも管理をできる。
- プロの作業なので、空き家管理の質が安定している。
【デメリット】
- 費用が掛かる
管理を委託する費用は、行ってもらう作業によって変わりますが - 月々5,000円、10,000円程度が相場です。
■空き家の管理でやるべき5つのこと
▶家の老朽化を防ぐためには、定期的にお手入れをしなければいけません。
頻度としては、1ヶ月に一度行うのが理想です。
お手入れとして必ずやっておくべきことは、以下5つです。
ご自身で空き家物件を管理される場合の参考になさってください。
❶【換気】
…窓を開けて、空気の入れ替えをすることにより、カビの発生・家材の劣化を防ぎます。❷【通水】
…水回りの通水を行うことにより、錆破損を防ぎ、害獣や害虫の侵入を妨げます。
❸【清掃】
…カビや汚れを防ぎます。
❹【ゴミ拾い】
…外観の悪印象を妨げます。また、害虫害獣の侵入を防ぎます。
❺【雨漏りの確認】
…雨漏りをすると湿気により、室内が劣化します。
❻【その他】
…防犯管理、外観の破損、庭木・草がはみ出していないかを確認します。
■空き家を所有するリスク
▶空き家のまま所有していると、様々なリスクがあります。
❶【固定資産税】
…所有しているだけで固定資産税と都市計画税が課税されます。
❷【管理コスト】
…業者に依頼した場合、管理コストがかかる。
❸【手間】
…自身で管理する場合、手間と時間とお金がかかる。
❹【保険】
…住宅火災保険は使用できないので、一般火災保険に入る必要がある。
❺【近所迷惑】
…害獣・害虫の住かになったり、犯罪の温床になる。
❻【価値の下落】
…人口とともに住宅需要が減り、空き家の価値が下がる。
■空き家物件を売却した時のメリット
▶空き家のまま放置するのであれば売却を検討したほうが良いでしょう
メリット❶【ストレス・心配、管理費用からの解放】
…固定資産税や都市計画税を支払う必要がなく、管理もしなくてよくなります。
メリット❷【リスクがなくなる】
…建物の倒壊の恐れがあるほか、害虫害獣、犯罪の温床となる
リスクを負わなくてよくなります。
メリット❸【売却の優遇税制がある】
…相続人が空き家を売却する際、益3000万円以内であれば非課税となる特例があります。
■まとめ
相続した家が空き家となる場合、放置することで様々なリスクが生じます。
また、老朽化を防ぐために、定期的に管理をしなければいけません。
定期的にメンテナンスをしていても、家は年月が経てばどんどん古くなり、
資産価値も下がっていってしまいます。実家として思い入れがあったり、
定期的に親族が集まる場として利用したりする場合は別ですが、
空き家を所有し続けることに大きなメリットはありません。
空き家の特例で、売却益の控除が受けられるのも3年強の間だけですので、
空き家を所有している場合には、なるべく早期に売却を検討することをおすすめします。
手続きが難しい、不安という方は、専門家に相談してみることをおすすめします。
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