カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2022/12/02 00:00
■温度だけじゃない!湿度で変わる内気温
温度をあげたり、暖めた空気を逃さないようにする。
室内の寒さ対策というと、このことばかりに注目しがちですが、
実は“湿度”も重要な要素のひとつだということをご存知でしょうか?
夏のジメジメした暑さが印象的で「日本は湿度が高い」という思いがちですが、
実は冬の湿度は低くなる傾向にあります。
すると何が起こるかというと、体感温度が大きく変わるのです。
夏で想像するとわかりやすいのですが、例えば同じ28℃という気温でも、
ジメジメと湿度が高い状態だと不快指数が高くより暑く感じますよね。
でもカラッと爽やかな空気だとあまり暑さを感じません。
これと同じことが冬にも起こっているのです。
つまり同じ25度でも、湿度を上げることで暖かく感じやすくなるということ。
一説によると、湿度を10%上げるだけで体感温度は2〜3度上がるとも言われています。
電気代節約のためにも、室内の湿度をしっかりコントロールするようにしましょう。
室内の湿度を手軽に上げる方法として挙げられるのは
●濡れたタオルを室内に干す
洗濯物などでも良いのですが、水を含んだものを室内においておくと、
自然に室内の湿度を調整してくれます。
洗濯物を部屋干しする場合は、生乾きのニオイが出ないよう、
洗濯洗剤を選んだり干しっぱなしにしたりしないようにすると良いでしょう。
●霧吹きで空気中に水を散布
水やお湯などを霧吹きに入れて、空気中にシュシュッと吹きかけると、
あっという間に室内の湿度がアップ。
特に乾燥しやすいエアコンの近くには多めに吹きかけると良いでしょう。
即効性がある方法ですが、電化製品にはかからないように要注意。
●観葉植物を置いて湿度対策
観葉植物は葉の部分から水分を蒸散させているため、室内の調湿に役立ちます。
室内のインテリアとしても役立つ観葉植物を、この機会に取り入れてみてはいかがでしょうか。
などなど。
一番手っ取り早いのはもちろん加湿器を購入することなのですが、
加湿器の購入が難しい場合や置き場所に困る場合は、
上記のような対策を取り入れるのも方法ひとつ。
湿度を保つことは、ウイルスや細菌の活動を抑えたり、
肌の乾燥を防いだりする働きにもつながるため、
防寒+健康対策のためにぜひ取り入れてみてくださいね。
■エアコンつけっぱはお得?
寒い季節は、どうしてもエアコンの長時間使用が増えてしまうため、
電気代が上がってしまいがち。
できるだけ電気代を抑えたいと思うところですが、
「エアコンはつけっぱなしの方が電気代が安くなる」という説を聞いたことがありませんか?
実はこの説、嘘とも本当とも言えない難しいところ。
例えば30分ほどの外出ならば、こまめにオンオフするよりもつけっぱなしの方が
電気代が安くなると言われています。
それ以上の外出なら、やはりきちんとオフにした方が抑えられるよう。
部屋に人がいないのに長時間つけっぱなしというのは、やはりやめた方が良さそうですね。
■家具の配置も節約のポイント!
体感温度を変えるためには、色味を変えるのもポイントのひとつ。
「色が変わるくらいで、そんなに変わる?」と思うかもしれませんが、
インテリアを暖色に変えると体感温度が3℃上がるとも言われているほど。
室内すべてを模様替えするのは大変ですが、クッションやラグなどを
冬仕様の暖かい色味に変えたり、室内の電球を少しオレンジよりのものに
変えたりするだけでも雰囲気がグッと変わるのでぜひ試してみてください。
寒い日が続く季節は、様々な工夫を取り入れて快適かつお得に過ごせるようにしたいですね。