「2025年08月」の記事一覧(1件)
カテゴリ:スタッフブログ / 投稿日付:2025/08/15 09:00

2階建てにお住まいの方で、夏の2階の暑さに頭を悩ませている方は少なくないでしょう。部屋に入った途端にむわっとした熱気が押し寄せ、「まるで温室のようだ!」と感じることもあるかもしれません。2階を寝室としている方も多いため、夏は特に寝苦しさを感じるでしょう。
そこで今回は、夏に2階が暑くなる原因と、快適に過ごすための対策についてご紹介します。原因と解決策をしっかり把握し、快適な生活を送りましょう。
POINT
・夏場に2階が暑くなるのはなんで?
・対策1:空気の抜け道を作る
・対策2:厚めのカーテン、緑のカーテン
・対策3:ベランダに打ち水
■夏場に2階が暑くなるのはなんで?
▶まずは、2階が暑くなる原因についてチェックしていきましょう。
まず、2階が暑くなる原因について見ていきましょう。主な理由は以下の3点に集約されます。
・暖かい空気の方が冷たい空気よりも軽いため、上層へ移動しやすい
・ベランダからの照り返しが室内の温度を上昇させている
・日中に屋根に蓄積された熱が部屋の温度を高めている
それぞれについて詳しく解説します。
■暖かい空気の上昇
最初の「暖かい空気が上に行く」点ですが、1階よりも高い位置にある2階は、構造上、熱がこもりやすくなっています。これは一戸建てに限らず、アパートやマンションでも同様で、階が上がるほど夏場は暑くなりやすい傾向があります。有効な対策としては、空気の循環を促し、積極的に換気を行うことなどが挙げられます。
■ベランダからの照り返し
次に「ベランダからの照り返し」についてですが、日差しが室内に入り込むのを防ぐため、昼間はカーテンを閉めたり、窓の外にすだれやグリーンカーテンを設置したりするのがおすすめです。また、日光の照り返しを抑えるために、ベランダを人工芝にしたり、打ち水をしたりするのも有効な対策と言えるでしょう。
■屋根に溜まった熱
そして「屋根に溜まった熱」に関してですが、瓦や鋼板といった屋根の素材が大きく影響します。これは**輻射熱(ふくしゃねつ)**と呼ばれ、日差しで屋根が熱くなり、その熱が天井裏にこもり、ひいては2階まで暑くなる現象です。
また、壁に断熱材などが使用されている場合、室内の温度が下がりにくい傾向があります。屋根や壁の素材を変更するのは難しいでしょうから、この場合も暖かい空気をしっかりと外に逃がすことが重要になります。
それでは、具体的な対応策について詳しく見ていきましょう。
■対策1:空気の抜け道を作る
▶快適に2階で過ごすために、一番大切なことは部屋にこもった熱を外に逃すことです。
2階で快適に過ごすために最も重要なのは、部屋にこもった熱を外に排出することです。手軽な対策としては、窓を開けて換気を行うことが挙げられます。可能であれば、空気の入口と出口となる2ヶ所の窓を開けることで、より効率的に風が通ります。
ポイントは、空気の入口と出口ができるだけ対角線上になるように窓を開けることです。そして、日陰側など涼しい風が入りやすい窓は小さめに開け、出口側の窓は全開にしておきましょう。これにより、風向きにもよりますが、室内に涼しい風が入りやすくなります。窓が一つしかない場合は、玄関を開けたり、扇風機やサーキュレーターを使って室内の熱い空気を外へ排出するようにしましょう。
また、もしご自宅で経済的な余裕があるなら、屋根裏にこもった熱気を排出するための換気排熱ファンを取り付けることもお勧めです。もしリフォームを検討中で、2階の暑さに悩まされているようでしたら、ぜひ検討してみてください。
■対策2:厚めのカーテン、緑のカーテン
▶外から入ってくる照り返しや日光対策をしておきたいですね。
ただし、カーテンだけでは窓とカーテンの間に熱がこもってしまう可能性があります。そのような場合には、窓に断熱・遮熱フィルムを貼ったり、窓の外にすだれやグリーンカーテンを設置したりしてみてはいかがでしょうか。
特にグリーンカーテンは、植物が水蒸気を発生させることで気化熱の原理が働き、周囲の温度が下がりやすくなります。もし植物を育てる手間が気になる場合は、フェイクのグリーンカーテンも選択肢の一つです。日よけ効果だけでなく、涼しげな雰囲気も手軽に楽しめますよ。
■対策3:ベランダに打ち水
▶気温が低い時間の打ち水には、周囲の気温を下げる効果があります。
古くから伝わる伝統的な暑さ対策の一つに「打ち水」があります。日中に打ち水をすると湿気を伴った熱い空気が室内に流れ込んでしまう可能性もありますが、気温が下がる午前中や夕方にベランダに水を撒くことで、涼しさを感じられるでしょう。これは、水が蒸発する際に周囲の熱を奪う気化熱の原理を応用した方法です。
また、視覚的にも涼やかな印象を与えてくれます。都市部のアスファルトからの照り返しや地球温暖化現象により、近年は特に厳しい夏となることが多いです。上記でご紹介した3つの工夫を組み合わせつつ、それでもなお暑さを感じるようであれば、無理をせずエアコンや扇風機などを賢く活用して、この夏を乗り切りましょう。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□