カテゴリ:不動産のお得情報 / 更新日付:2025/06/06 09:00 / 投稿日付:2025/06/06 09:00

5人家族でマンション生活を検討する際、「一体どれくらいの広さが必要なのだろうか」と疑問に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
必要な広さや間取りの目安がはっきりしないと、どの物件を選ぶべきか迷ってしまうものです。特に、お子様の成長に伴い、収納スペースの不足やプライバシーの確保が課題となりやすく、入居してから「もっと広い部屋にしておけばよかった」と後悔する可能性も否定できません。
そこで本稿では、5人家族が心地よく暮らせるマンションの広さと間取りの目安に加え、収納や防音対策の重要なポイントについて解説します。「理想の間取りが分からない」「将来も快適に過ごせるマンションを見つけたい」という方は、ぜひ参考に読み進めてください。
POINT
・5人家族がマンションで暮らすのに適した広さの平均
・平米と畳数の数え方
・5人家族におすすめの間取りは?
・確認するべきポイント
■5人家族がマンションで暮らすのに適した広さの平均
▶借国土交通省の「住生活基本計画」では、世帯人数に応じた住まいの広さの基準が示されています。
以下では、住生活基本計画を基に、5人家族が暮らせる最低限の広さや快適に過ごせる広さ、さらにゆとりを持てる広さについて解説します。
都市部においては、60~75平方メートル程度が目安とされており、3LDKの間取りが多く見られる広さです。リビングに加えて3つの居室があるため、ご夫婦とお子様3人のご家族でも生活することは可能です。お子様が幼いうちは手狭に感じることは少ないかもしれませんが、成長するにつれて個室の確保が難しくなり、収納スペースも不足してくるでしょう。
長期にわたり快適な暮らしを送るためには、将来のライフスタイルを考慮した広さを確保することが大切です。
■快適に暮らせる広さ
都心部のマンションであれば85~100平方メートル、郊外の一戸建てであれば100~120平方メートル程度が、一般的な目安として挙げられます。この広さがあれば、4LDK以上の間取りを選択できるため、ご家族それぞれのプライベートな空間を確保しやすくなります。
加えて、100平方メートルを超える広さであれば、リビングをゆったりと取ることができ、より快適な居住空間となるでしょう。
例えば、都心で100平方メートルのマンションであれば、リビングは18畳以上となることが多く、家族が集いやすい空間が自然と生まれます。一方、郊外で100~120平方メートルの一戸建てを選択した場合、5LDKといった間取りも検討でき、より多様なライフスタイルに対応することが可能です。
■広々暮らしたい場合
120平方メートルを超える広さとなると、二世帯での同居を考えているご家庭や、広々としたリビングを希望するご家庭に適しています。5LDKの間取りであれば、お子様一人ひとりに個室を用意することができ、成長後もそれぞれのプライバシーを確保しやすくなります。
さらに、25畳以上のリビングを確保できれば、大きなダイニングテーブルやソファを配置しても窮屈に感じることがなく、ご家族全員がゆったりとくつろげる空間が生まれるでしょう。家族構成の変化やライフスタイルの変化に柔軟に対応しやすい点も、大きな利点と言えます。
■平米と畳数の数え方
▶マンションの広さはm2(平米)で表記が一般的。畳数でイメージすると具体的に広さを把握しやすくなります。
畳のサイズは地域や種類によって差異がありますが、不動産表示においては一般的に1畳あたり1.62平方メートル以上と定められています。60平方メートルから120平方メートルの広さを畳数に換算すると、以下のようになります。
広さ(m2) | 畳数(目安) |
---|---|
60平米 | 約37畳 |
75平米 | 約46畳 |
85平米 | 約52畳 |
100平米 | 約62畳 |
120平米 | 約74畳 |
例えば、75平方メートルの3LDKであればおよそ46畳、100平方メートルであれば約62畳の広さに相当します。ただし、これらの畳数には、廊下、収納スペース、トイレ、浴室、キッチンなども含まれているため、その全てが居住に用いられる空間というわけではありません。
物件の広さを検討する際には、単に数値を見るだけでなく、ご家族のライフスタイルに合った間取りであるか、そして使い勝手が良いかという点を考慮することが大切です。
■5人家族におすすめの間取りは?
▶5人家族がマンションで快適に暮らすには「間取りの選び方」が重要です。
お子様の年齢構成やご家族のライフスタイルに合わせて間取りを選ぶことで、限りある空間をより有効に活用できます。一般的には、3LDK、4LDK、5LDKといった選択肢があり、それぞれに適した家族構成や生活スタイルが存在します。以下に、各間取りの特性について詳しく解説していきます。
■3LDK
3LDKは、未就学児がいる世帯におすすめです。リビング・ダイニングに加えて3つの部屋があり、夫婦の寝室と子ども部屋として使用できます。しかし、子どもが成長して個室が必要になった場合、子どもに対して部屋数が足りなくなる可能性はあります。
子どもが小さいうちは家族全員で寝室をシェアすることで、個室が不足する問題を回避できます。また、リビングを広めにとることで、家族のコミュニケーションが活発になる点も魅力です。
たとえば、リビング横に和室を設ければ、子どもの遊び場や昼寝スペースとして活用でき、使い勝手が向上します。ただし、収納は限られるため、家具の種類や配置を工夫する必要があります。
■4LDK
4LDKの間取りは、中学生や高校生のお子様がいるご家庭に特におすすめです。3LDKよりも一部屋多いため、成長したお子様それぞれが個室を持つことが容易になります。
一般的な使い方としては、ご夫婦の寝室に加えて、お子様3人がそれぞれ個室を持つ、あるいは2人で一部屋を共有するスタイルが考えられます。この間取りの魅力は、家族それぞれのプライバシーを守りつつ、生活動線を円滑にできる点にあると言えるでしょう。
例えば、お子様がオンライン授業を受けたり、受験勉強に励んだりする際に、個室があれば集中しやすい環境を整えられます。加えて、収納スペースを確保しやすいため、学用品や衣類などを整理整頓しやすいのも利点です。
■5LDK
5LDKの間取りは、親御様との同居を予定しているご家庭や、ご家族全員が個室を持ちたいというご要望がある場合におすすめです。
5つの居室があれば、ご夫婦の寝室やお子様それぞれの個室を確保できるため、プライバシーを尊重しながら快適な生活を送ることができます。また、広々としたリビングを実現しやすいのも特徴の一つです。
例えば、リビングを20畳以上の広さにすれば、ご家族全員が集まって食事をしたり、団らんを楽しんだりできるゆとりのある空間が生まれます。さらに、来客用の部屋や書斎などを設けることで、日々の生活の質を高めることができるでしょう。
ただし、都市部においては5LDKのマンションは数が少なく、価格も比較的高くなる傾向があるため、郊外で広めの物件を探すことで選択肢が広がるでしょう。将来の家族構成やライフスタイルの変化を見据えながら、最適な間取りを選ぶことが重要です。
■確認すべきポイント
▶間取りや広さだけでなく、収納や防音対策といった住み心地にも注目することが大切です。
■十分な収納スペースがあるか
たとえ十分な広さがある住居でも、収納スペースが不足していると、生活空間は圧迫感を覚えがちです。特に5人家族の場合、衣類や日用品の量が多くなるため、収納スペースの確保は非常に重要となります。
以下のような収納設備があると、室内を整理整頓しやすくなるでしょう。
ウォークインクローゼット:衣類を一括して収納でき、季節ごとの衣替えの負担を軽減します。
パントリー:食料品や日用品のストックに便利で、キッチンをより広く活用できます。
玄関収納:靴だけでなく、ベビーカーやアウトドア用品なども整理整頓できます。
リビング収納:日用品や書類などをまとめて収納することで、生活感を抑えた空間を保てます。
収納スペースが充実したマンションを選ぶことは、室内をすっきりとさせ、ご家族皆様が快適に生活するために重要です。物件の内覧時には、収納の広さや使いやすさ、可動式の棚が付いているかなどを確認することをお勧めします。
■防音対策がされているか
5人家族での生活においては、お子様の足音や日常の生活音などが大きくなりがちであるため、騒音対策は重要な検討事項です。マンションにおいては、特に上下階や隣接する住戸との間で騒音に関する問題が生じやすいため、事前にしっかりと確認しておく必要があります。
騒音対策として、以下の点に着目すると良いでしょう。
床材の遮音性能:L-40以下の遮音等級を備えていると、生活音が階下へ伝わりにくくなります。 二重床・二重天井の構造:高い防音効果を発揮し、上階からの音を軽減するのに役立ちます。
窓の防音性能:複層ガラスや防音サッシが採用されていると、外部からの騒音を低減できます。
間取りの工夫:リビングを隣の住戸と接しない場所に配置することで、騒音のリスクを抑えることができます。
防音対策が十分でないマンションでは、騒音トラブルに発展する可能性も考えられます。そのため、建物の構造や床材の種類を確認し、内覧時には実際に音の響き具合を確かめるようにしてください。
■まとめ
5人家族が心地よく暮らせるマンションを選ぶにあたっては、広さと間取りが特に重要な要素となります。ご家族の構成やライフスタイルに合わせて、必要な部屋数やリビングの広さを確保することで、居住の快適性は大きく向上します。
未就学のお子様がいるご家庭では、比較的コンパクトな間取りでも対応できるかもしれませんが、お子様の成長に伴い、個室や収納スペースの必要性が高まります。親御様との同居を検討している場合は、それぞれのプライバシーを尊重しつつ、ご家族全員が快適に過ごせる広さを確保することが肝要です。
さらに、十分な収納スペースや適切な防音対策も、快適な住環境を維持するためには不可欠です。生活動線や周辺の環境も考慮に入れながら、末永く快適に暮らせる理想の住まいを見つけましょう。
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