カテゴリ:不動産のお得情報 / 更新日付:2025/05/30 09:00 / 投稿日付:2025/05/30 09:00

単身生活を送る中で、「毎月の生活費がぎりぎりで経済的な余裕がない」「特に贅沢をしているわけではないのに、なかなか貯金ができない」といった悩みを抱えている方もいるかもしれません。
このような状況においては、まず毎月どのような費用がどれくらいかかっているのか、そしてその中で特に金額の大きい支出は何かを把握することが重要です。
本稿では、一人暮らしにかかる平均的な費用とその内訳、さらに具体的な節約術について解説していきます。
POINT
・一人暮らしの生活費、平均と内訳
・一人暮らしの生活費で大部分を占める費用
・生活費を節約する方法
■一人暮らしの生活費、平均と内訳
▶一人暮らしをしている人の平均支出額は1ヶ月当たり18万9,252円となっています。
主な内訳は以下のようなものとなっています。
項目 | 費用 |
---|---|
食費 | 3万9,202円 |
住居費 | 5万3,691円 |
電気代 | 5,687円 |
水道代 | 2,061円 |
ガス代 | 3,815円 |
家具・家事用品 | 5,236円 |
被服・履物費 | 4,675円 |
保健医療費 | 6,209円 |
交通費 | 5,615円 |
通信費 | 6,353円 |
教養娯楽 | 1万8,943円 |
総務省「家計調査」(2023年)
生活費の内訳を詳細に見てみると、住居費に加えて、食費、光熱費、日用品の購入費用、交通費・通信費、そして教養娯楽費といった項目が、比較的大きな割合を占めていることがわかります。
これらの大きな支出項目から優先的に削減していくことで、他の項目への支出を増やす余地が生まれると考えられます。
■一人暮らしの生活費で大部分を占める費用
▶一人暮らしの費用を効率的に抑えるためには、全体の中で割合の高い費用を把握、理解することが大切です。
ここでは、一人暮らしの生活で大部分を占める4つの項目について解説します。
■食費
一人暮らしにおける支出の中で、食費は特に高額になりやすい項目の一つです。とりわけ外食の回数が増えると、自炊と比較して食費が膨らむ傾向が見られます。
自宅で食事をする場合でも、レストランの持ち帰りやデリバリーサービス、コンビニエンスストアの利用頻度が高まると、支出が増加しやすいため注意が必要です。
■光熱費
一般的な一人暮らしの光熱費は、電気料金が5,687円、ガス料金が3,815円、水道料金が2,061円で、合計すると1万1,563円となり、生活費の中でも無視できない割合を占めています。
それぞれの項目においては、以下の点に留意することが求められます。
支出項目 | 支出が増える原因 |
---|---|
電気代 | エアコンや冷蔵庫、パソコンなど家電製品の使用頻度が高い |
水道代 | 洗濯の頻度が多い、長時間のシャワー |
ガス代 | 調理における長時間の加熱、入浴の頻度が多い |
もし住居がオール電化であればガス料金は発生しませんし、さらにプロパンガスを使用するか都市ガスを使用するかによっても、光熱費は大きく変動します。
■生活用品
日々の生活に必要な品々にかかる平均的な費用は、家具や家事用品が5,236円、衣類や履物が4,675円で、合計すると9,911円となります。
これらは、衣食住のうち「衣」と「住」に関わる費用であり、毎月必ず発生するわけではありませんが、季節の変わり目にはまとまった支出が生じやすいと言えます。
季節の変わり目には多くの衣料品店で、在庫処分セールなどの大幅な割引が行われますが、衝動買いが多いと支出が増加してしまうため注意が必要です。
事前に購入に使える金額の上限を決めたり、様々な組み合わせで着こなせるような汎用性の高いアイテムを選んだりすることで、洋服の買い過ぎを防ぐことが重要です。
■交通費・通信費
交通費(平均5,615円)と通信費(平均6,353円)を合わせると1万1,968円となり、これらは通学や通勤において必要不可欠な支出と言えます。
日常的に電車やバスを利用するならば、その都度乗車券を購入するよりも、定期券や回数券を利用する方が経済的です。利用する区間の利用頻度を把握し、自身の状況に合った定期券や回数券を検討することが肝要です。
通信費は主に、スマートフォンとインターネットの利用料金です。費用を抑えるためには、各通信事業者が提供する多様な料金プランの中から、毎月の通話量やデータ通信量に見合ったものを選択することが重要となります。
さらに、インターネット回線とスマートフォンのセット割引を活用することで、全体の通信費を削減できる可能性があります。
■生活費を節約する方法
▶ここでは、一人暮らしの生活費を節約する方法を3つ紹介します。
■食費の節約
最初に、生活費の中で最も割合が大きくなりがちな食費から見直してみましょう。
食費を節約する上で有効な手段は自炊です。主食となる食材は特売日を利用して購入し、肉や野菜などは小分けにして冷凍保存すると良いでしょう。
さらに、事前に献立を計画し、必要な食材のみをリスト化することで、予定外の購入を防ぎ、食品ロスを減らすことができます。旬の食材は栄養価が高く、価格も比較的安定しているため、積極的に食事に取り入れることをお勧めします。
もし自炊が難しい場合には、冷凍食品やレトルト食品などを賢く活用するのも良いでしょう。これらの工夫を組み合わせることで、食費を抑えつつ、健康的な食生活を送ることが可能になります。
■光熱費の見直し
光熱費も、生活費において無視できないほど大きな割合を占めることがあります。以下の点について再検討することで、光熱費の削減が期待できます。
・エネルギー効率に優れた家電製品への買い替え
・契約している電力会社の料金プランの見直し
・オール電化の賃貸物件への入居
省エネ性能の高い家電製品は、購入時の費用はやや高くなるものの、毎月の電気代を抑えることができ、長期的には経済的メリットが大きい場合が多いです。エアコン、洗濯機、冷蔵庫などを新調する際には、省エネルギー性能を考慮に入れると良いでしょう。
日中自宅にいない方であれば、昼間の電気料金が高く設定され、深夜料金が割安になるプランを選択すると経済的です。現在契約している電力プランを見直し、ご自身のライフスタイルに合ったプランを選ぶことが重要です。
また、オール電化の物件を選択すれば、ガス料金は発生しません。さらに、太陽光発電システムが導入されている物件であれば、光熱費をより一層抑えることができるでしょう。
■通信費の削除
スマートフォンやインターネットの通信費は、ご自身の利用状況に適した料金プランに見直すことで、節約が可能です。
例えば、スマートフォンで頻繁に動画を視聴する方は、データ使い放題のプランを選択するのが賢明でしょう。
また、自宅で動画をよく見る方は、インターネット回線を利用したWi-Fi接続を活用することで、モバイルデータの消費を抑えることができます。
外出先でのスマートフォンの利用頻度が低い方は、格安SIMのスマートフォンに乗り換えることで、通信費を大幅に削減できる可能性があります。通信速度に特にこだわりがない方には、インターネット利用料が無料の賃貸物件も選択肢の一つとして考えられます。
■まとめ
生活費を抑えるためには、支出の内訳で金額が大きくなりやすい食費、光熱費、通信費といった項目から改善を図ることが重要です。
食料品のまとめ買い、電気料金プランの再検討、スマートフォンやインターネットの契約内容の見直しなど、今日からでも実践できることは数多く存在します。
「節約を通じて、ゆとりのある生活を実現したい」とお考えの方は、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてください。
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